過去の名作の凄さ

 私、紀良京佑、色んな作品を出してますが、常々思うことがありまして…。
ここを読んでる方で、同じ事を思っている方も居てるかも知れませんが…。

昔のマジックを超えないんですよ…。

インビジブルデック、トラベリングデック、ライジングカード、
昔からあるトリックデックなんですが、
不思議さや手軽さやパンチの強さ等々、
それらを超える事が出来ないんですよ。

たまに“今まであった物を超えた!”みたいなうたい文句を見ますが、
使いにくくなってたり、違いが説明しないと伝わらなかったりします。

あるマジシャンが言っていたのですが、

「何だかんだ言って、
ライジングカードは昔からあるやつが1番いいですね」と。

確かにそうなんですよね。
もう過去に完成していて、それを越せないんですね。
ホント完璧なんですよ。

私はその点を意識して、それを超えようとしています。

…、が、超えれないですね…。

お客さんの前で実際に演じてみて思いますが、やっぱり手応えが違います。
肌で感じますね。

手品好きな人が私のやってる手品を見て、
「この手品はインビジブルを超えたんじゃない?」と、言われた事はありますが、
まだまだ超えないですね。

やっぱり過去の偉人の作った名作は凄すぎです。

名作は大事にしたいですね。









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